いつもはひたすら商品セツメイばかりのページになってしまっておりますが、たまには純粋に自転車ネタでも。 ここに掲げたのは1964年のニューサイクリング誌の表紙ですが、この年は東京オリンピックが開催されました。 幼かった私はTV中継が始まる前の華やかなファンファーレと、日本勢では何故か重量挙げの三宅選手の記憶位しかなく、自転車ロードレースなどという種目の存在など知る由もありませんでした。
さてこの号の表紙は東京オリンピックロードレースの一コマです。 当時釣鐘型のMAFACが多数を占めていたことがうかがえます。 それに混じってUNIVERSALのセンタープルや、中央の選手が使用しているのはカラーアルマイトの施されたWEINMANNのサイドプルでしょうか、オール○○○になる以前のバラエティに富んだ組み合わせが見られた時代でした。そんな中で左端の選手が使っているのはサイドプルですが、よく見るとカンパのサイドプルではないでしょうか。 詳しい方は既にお気づきでしょうが、カンパのブレーキが世に出たのは4年後の1968年だったはずですから、デビューの4年も前に既に実戦に投入して煮詰めていたということになります。商品のライフサイクルが短くなった現代では、4年も経つと次々世代商品に代わっているかもしれません。 さて真偽のほどは? |