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ランドナー以外の選択肢 2011.10.6
あらあら、道端でインフレーターを一生懸命押し込んで、パンク修理でしょうか? 片方の紳士は地図を広げてルートの確認か、はたまた悪路を避けてコース設定し直しているのでしょうか。古き良き時代のツーリング風景が描かれています。このところランドナーが随分と脚光を浴びており、速さのみを求めるのではなく、景色や道中の産品を楽しみながらゆったりと走れる自転車が注目を浴びています。それ自体は喜ばしいことなのですが、ランドナー以外の選択肢は無いのでしょうか? フランス式のランドナーが日本で普及する以前は、日本のサイクリング車と言えば、英国風のクラブモデルが主流だった時代があります。昭和30年前後のことですから、ランドナーは当時のサイクリストにとっては目から鱗、垂涎の的であったことでしょう。当時の日本の劣悪な道路事情では、38Bや42Bという極太のタイヤは、夢のようなアイテムだったに違いありません。
此処にあるベルトのバックルは、昭和30年に城東輪業社の創業者である寺島常蔵氏が、学生を引き連れて大阪から東京へと自転車旅行をしたときの記念品ですが、このバックルを寄贈して下さいましたベテランサイクリスト氏に依れば、当時国道1号線といえども都心部以外は未舗装で、同行された方の一人は途中で振動の酷さでヘッドチューブの付け根が破断し、近くにあった鉄工所で修理して貰い何とか東京へたどり着いたとのことです。そう言った道路事情は昭和31年に東京から大阪へバイクで旅した伝説のレーサー、浮谷東次郎の著書「がむしゃら1500キロ」にも記されています。
翻って当時とは比較にならぬほど道路事情の良い今日、こんなクラブモデルを旅行車として利用しては如何でしょうか。今日のレーサーと比べれば、フォークオフセットが大きく、チェーンスティは長く随分とゆったりとしておりますが、当時の写真を見るとRALEIGHのファクトリーチームは英国内のレースをこのモデルで戦っていたことが判ります。持って軽く、勿論乗って軽いレーサーに太めのタイヤを履き、バッグと泥よけを装着すれば立派な旅する自転車のできあがりです。
コメント(1)カテゴリー・自転車全般
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投稿者 : やの
来年SKSからおもしろそうなものが出るので今から楽しみにしています。
2011.10.08


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